Apertia

Apertia · ライブラリ

絞りによってスタックに必要な枚数はどう変わりますか?

50 mmで1000–2000 mmを狙うとき、f/4、f/8、f/11でのスタック枚数を比べ、Apertiaが単写に必要なf/32ではなくf/11でスタックする理由を確かめます。

逆方向に引っ張り合う二つの限界

絞り込むと各フレームの被写界深度が広がるため、決まった範囲を少ないピント位置でカバーできます。同時にエアリーディスク、2.44 × 0.00055 mm × Nも大きくなります。Apertiaはこのトレードオフを決まったルールで解決します。単写が認められるのは、エアリーディスクが許容錯乱円の半分以下にとどまる間だけです。フルサイズではその限界はf/11.18で、プランはその下で最も大きい三分の一段、f/11でスタックします。

そのため撮影プランが、スタックの絞りを選ぶよう求めることはありません。リストの絞り段に切り上げた単写に必要なF値がその限界を超えると、プランはスタック用の絞りで何枚撮るかを示します。それでもほかの絞りを手で比べてみることは、アプリがなぜその枚数を選んだのかを理解するのに役立ちます。

入力値 · フォーカススタック計画

行入力値
センサーフルサイズ
焦点距離50
絞り4
手前のピント位置1000
奥のピント位置2000

結果 · フォーカススタック計画

行結果
1 · 撮影距離1042.748046
1 · 手前のピント位置1000
1 · 奥のピント位置1089.536353
1 · 遠い側の限界は無限遠いいえ
2 · 撮影距離1141.252421
2 · 手前のピント位置1089.536353
2 · 奥のピント位置1198.396771
2 · 遠い側の限界は無限遠いいえ
3 · 撮影距離1262.223263
3 · 手前のピント位置1198.396771
3 · 奥のピント位置1333.577035
3 · 遠い側の限界は無限遠いいえ
4 · 撮影距離1414.316972
4 · 手前のピント位置1333.577035
4 · 奥のピント位置1505.91337
4 · 遠い側の限界は無限遠いいえ
5 · 撮影距離1611.292571
5 · 手前のピント位置1505.91337
5 · 奥のピント位置1733.136976
5 · 遠い側の限界は無限遠いいえ
6 · 撮影距離1876.421284
6 · 手前のピント位置1733.136976
6 · 奥のピント位置2046.395403
6 · 遠い側の限界は無限遠いいえ
絞り4
指定した近い側の目標(mm)1000
有限距離の遠い側の目標(mm)2000
遠い側の目標は無限遠いいえ
指定範囲をカバーはい
枚数上限に到達し、目標範囲が未完了いいえ
未カバー範囲の開始位置(mm)利用できません
未カバー範囲の終了位置(mm)利用できません
未カバー範囲は無限遠まで続くいいえ
許容錯乱円0.03

入力値 · フォーカススタック計画

行入力値
センサーフルサイズ
焦点距離50
絞り8
手前のピント位置1000
奥のピント位置2000

結果 · フォーカススタック計画

行結果
1 · 撮影距離1089.798701
1 · 手前のピント位置1000
1 · 奥のピント位置1198.401407
1 · 遠い側の限界は無限遠いいえ
2 · 撮影距離1333.979666
2 · 手前のピント位置1198.401407
2 · 奥のピント位置1505.928277
2 · 遠い側の限界は無限遠いいえ
3 · 撮影距離1733.833699
3 · 手前のピント位置1505.928277
3 · 奥のピント位置2046.437451
3 · 遠い側の限界は無限遠いいえ
絞り8
指定した近い側の目標(mm)1000
有限距離の遠い側の目標(mm)2000
遠い側の目標は無限遠いいえ
指定範囲をカバーはい
枚数上限に到達し、目標範囲が未完了いいえ
未カバー範囲の開始位置(mm)利用できません
未カバー範囲の終了位置(mm)利用できません
未カバー範囲は無限遠まで続くいいえ
許容錯乱円0.03

一つの目標で絞りを比べる

  1. センサープリセット、焦点距離、許容錯乱円、手前と奥の目標を固定します。
  2. それぞれの絞りでスタックを組みます。1枚目の近点を手前の目標に合わせるところから始めます。
  3. 枚数を数え、最後の遠点が奥の目標に届いていることを確かめます。
  4. 各絞りのエアリーディスクを計算し、CoCの半分と比べます。
  5. お使いのレンズに実際にある絞りだけを残します。

計算例:50 mm、1000〜2000 mm

1000–2000 mmを一枚でカバーするにはf/23.485が必要で、f/32に切り上げられます。f/11.18の限界をはるかに超えるため、プランはf/11でスタックを組み、三枚が必要になります。手で計算すると、f/4では六枚、f/8では三枚です。エアリーディスクはf/4で0.005368 mm、f/8で0.010736 mm、f/11で0.014762 mmで、最後の値は0.030 mmのCoCの半分をわずかに下回ります。この例ではf/8とf/11で枚数が同じなので、f/8の小さいディスクは枚数の面で何の負担にもなりません。

f/4 · 枚数 · エアリーディスク
6 · 0.005368 mm
f/8 · 枚数 · エアリーディスク
3 · 0.010736 mm
f/11 · 枚数 · エアリーディスク
3 · 0.014762 mm
単写に必要な絞り
f/23.485 → f/32

よくある間違い

比較が省いているもの

枚数とエアリーディスクはモデル上の数値です。露光時間、被写体の動き、レンズの収差も結果を左右しますが、プランには含まれていません。ここで使う深度と回折の関係は、下に挙げるDOFMasterの式とUniversity of Arizonaのカメラシステムの講義ノートで扱われています。

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