Apertia · ライブラリ
有限距離にある平面被写体の幅をどう見積もりますか?
フルサイズの100 mmレンズで1 mにピントを合わせると写る範囲は約283.4 × 189 mmで、単純な画角計算の360 mmではありません。400 mmではちょうど36 × 24 mmです。
画角ではなく倍率
有限の距離にある平らな被写体について、画角ツールはセンサー面からの距離と焦点距離から薄レンズの倍率m = v ÷ uを求め、センサーの幅と高さをmで割ります。距離 × センサー幅 ÷ 焦点距離という手軽な見積もりは、近くにピントを合わせるほどレンズがセンサーから離れることを無視しているため、写る範囲を大きく見積もり、被写体が近づくほど誤差も大きくなります。
センサーから焦点距離の四倍の位置では、物体距離と像距離がどちらも2fになり、倍率は1に達して、フレームはセンサーとちょうど同じ大きさの範囲を写します。Apertiaのモデルはそこで止まります。
入力値 · 計算 · 水平画角(°)
| 行 | 入力値 |
|---|---|
| センサー | フルサイズ |
| 焦点距離 | 50 |
| 撮影距離 | 2000 |
結果 · 計算 · 水平画角(°)
| 行 | 結果 |
|---|---|
| 水平画角(°) | 39.597753 |
| 垂直画角(°) | 26.991467 |
| 対角画角(°) | 46.793003 |
| 対角線によるクロップ係数 | 1.000078 |
| 薄レンズモデルでの写る範囲の幅(mm) | 1367.051975 |
| 薄レンズモデルでの写る範囲の高さ(mm) | 911.367983 |
| 薄レンズによる像の倍率 | 0.026334 |
平らな被写体の写る範囲を見積もる
- レンズ前面からではなく、カメラのセンサー面マークから被写体までを測ります。
- センサープリセット、実際の焦点距離、その距離を撮影距離として入力します。
- 写る範囲の幅、高さ、倍率を読みます。
- 被写体の寸法を両方の値と比べ、構図のための余裕を残します。
計算例:被写体に近い100 mm
36 × 24 mmのプリセットで100 mmを使い1000 mmにピントを合わせると、倍率は約0.127で、フレームはおよそ283.4 mm × 189 mmを写します。単純な比1000 × 36 ÷ 100では360 mmと予想され、約27%広すぎます。焦点距離の四倍にあたる400 mmでは、倍率は1で写る範囲は36 mm × 24 mmです。遠くでも差は完全には消えません。50 mmで2000 mmなら約1367 mmで、単純な計算では1440 mmです。
- 100 mm、1000 mm
- 283.4 × 189 mm · m 0.127
- 1000 mmでの単純な見積もり
- 幅 360 mm
- 100 mm、400 mm
- 36 × 24 mm · m 1
- 50 mm、2000 mm
- 1367 mm(単純計算:1440 mm)
よくある間違い
- 手を伸ばした距離にあるラベルや作品の大きさを、無限遠の画角で見積もること。
- 焦点距離の四倍より近い距離を入力すること。このモデルはそれを受け付けません。
- 傾いた被写体を、カメラに正対しているかのように測ること。
- 試し撮りをせずにぎりぎりの収まりを当てにすること。実際のレンズはピント合わせでブリージングすることがあります。
モデルの境界
この見積もりはレンズを一枚の薄レンズとして扱います。インナーフォーカスの設計では近距離で実効焦点距離が変わることがあり、歪曲はフレームの端を曲げます。下に挙げるDOFMasterの式とNikonの画角ガイドが説明しているのは、理想的な関係だけです。