Apertia · ライブラリ
エアリーディスクの推定値とぼけの許容値をどう比較しますか?
理想的なエアリーディスク2.44 × λ × Nを許容錯乱円と比べ、ディスクがその半分を超えるとApertiaがフレームをスタックする理由を確かめます。
この比較が測るもの
Apertiaは理想的な円形開口の式で回折を見積もります。エアリーディスクの直径 = 2.44 × 波長 × F値です。アプリは波長を可視域の中ほどにある緑色光の0.00055 mmに固定し、結果を選んだセンサープリセットの許容錯乱円(CoC)と比べます。どちらもセンサー上の直径なので、単位をミリメートルにそろえれば直接割り算できます。
この比から二つのF値が導かれます。エアリーディスクがCoCと等しくなるのはN = CoC ÷ (2.44 × 0.00055)のときで、CoCが0.030 mmのフルサイズのプリセットでは約f/22.35です。これを超えると計算機は回折の注記を表示します。Apertiaの撮影プランはさらに厳しく、ディスクがCoCの半分以下である間だけ単写を安全とみなします。N = CoC ÷ (4.88 × 0.00055)で、フルサイズでは約f/11.18です。指定がそれ以上の絞りを必要とする場合、プランは限界を下回るリスト上で最大の絞り段を使ったフォーカススタックに切り替わります。
入力値 · 計算 · エアリーディスクの直径(mm)
| 行 | 入力値 |
|---|---|
| 絞り | 8 |
| 許容錯乱円 | 0.03 |
結果 · 計算 · エアリーディスクの直径(mm)
| 行 | 結果 |
|---|---|
| エアリーディスクの直径(mm) | 0.010736 |
| エアリー直径 / CoC | 0.357867 |
| エアリー直径がCoCと等しくなる絞り値 | 22.354694 |
| CoCの半分を基準にした計画絞り値 | 11.177347 |
| 仮定した波長(mm) | 0.00055 |
一つの設定で計算してみる
- センサープリセットとそのCoCを確認します。フルサイズは0.030 mm、APS-Cは0.019 mm、マイクロフォーサーズは0.015 mmです。
- 2.44 × 0.00055 mm × F値を計算します。f/16なら0.021472 mmです。
- CoCで割ります。0.021472 ÷ 0.030 = 0.7157なので、ディスクは許容値の約72%です。
- 一枚撮りかスタックかを決める前に、そのF値をプリセットのCoCの半分を基準にした限界と比べます。
- フルサイズ · プランが使うスタック用の絞り
- f/11
- APS-C · スタック用の絞り
- f/6.3
- マイクロフォーサーズ · スタック用の絞り
- f/5
- 1インチ · スタック用の絞り
- f/4
よくある間違い
- CoCはミリメートルなのに、波長をマイクロメートル(0.55)で入力すること。比が千倍大きく出てしまいます。
- f/22.35を、写真が急に甘くなる境目と読むこと。これは二つのモデル上の直径が等しくなる絞りにすぎません。
- 小さいセンサーにフルサイズのf/11の限界を使うこと。限界はCoCに比例するので、APS-Cでは約f/7.08で達し、プランはf/6.3を選びます。
- 厳しいCoCの設定をオンにすると、回折の限界もすべて半分になることに気づかないこと。
見積もりが含まないもの
この計算は単色かつ理想的なものです。レンズの収差、センサーの画素ピッチ、シャープネス処理、鑑賞するプリントサイズは含まれないため、比が一を下回ってもシャープさは保証されません。下に挙げるUniversity of Arizonaのカメラシステムの講義ノートも、同じエアリーディスクの関係を説明しています。