Apertia · ライブラリ
対角画角はどんなときに役立ち、どんなときに誤解を招きますか?
フルサイズの50 mmとマイクロフォーサーズの25 mmは、どちらも対角画角が46.8°ですが、垂直画角は27.0°と29.1°で異なります。
各辺の画角と、対角の画角
画角ツールは同じ直線投影の式、画角 = 2 × atan(寸法 ÷ (2f))から三つの画角を出します。水平はセンサーの幅から、垂直は高さから、対角は角から角までの長さからです。Apertiaの計算機は焦点距離リングの下に水平画角だけを表示します。レンズの仕様は通常対角画角で書かれているため、同じレンズに二つの異なる画角があるように見えるのです。
対角線は長方形を一つの値にまとめたものです。対角線が等しくても縦横比が違う二つのフォーマットでは、その画角が幅と高さに異なる割合で振り分けられます。
入力値 · 計算 · 水平画角(°)
| 行 | 入力値 |
|---|---|
| センサー | フルサイズ |
| 焦点距離 | 50 |
結果 · 計算 · 水平画角(°)
| 行 | 結果 |
|---|---|
| 水平画角(°) | 39.597753 |
| 垂直画角(°) | 26.991467 |
| 対角画角(°) | 46.793003 |
| 対角線によるクロップ係数 | 1.000078 |
| 薄レンズモデルでの写る範囲の幅(mm) | 利用できません |
| 薄レンズモデルでの写る範囲の高さ(mm) | 利用できません |
| 薄レンズによる像の倍率 | 利用できません |
目的に合った画角を使う
- どの辺が撮影を制約するかを決めます。幅の広い建物の正面なら水平画角、背の高い木なら垂直画角です。
- お使いのセンサーと実際の焦点距離で、その画角を読みます。
- 対角画角は、レンズメーカーの仕様と比べるときだけ使います。
- 距離が分かっている被写体では、画角ではなく写る範囲の幅と高さを確かめます。
計算例:同じ対角画角
36 × 24 mmのフルサイズのプリセットで50 mmレンズを使うと、対角46.8度、水平39.6度、垂直27.0度です。17.3 × 13 mmのマイクロフォーサーズのプリセットで25 mmレンズを使うと、対角は同じ46.8度ですが、水平38.2度、垂直29.1度になります。4:3のフレームは、幅の1.4度と引き換えに高さを2.1度得ています。
- フルサイズ、50 mm
- 46.8° · 39.6° · 27.0°
- マイクロフォーサーズ、25 mm
- 46.8° · 38.2° · 29.1°
- 順序
- 対角 · 水平 · 垂直
よくある間違い
- アプリの水平画角を、レンズの箱に書かれた対角画角の数値と比べること。
- 対角画角が同じだから、二本のレンズは同じように写ると結論づけること。
- 近接撮影で無限遠の画角を使うこと。薄レンズで求めた写る範囲は、画角から想像するより小さくなります。
- カメラを縦位置にしたとき、水平と垂直を入れ替えるのを忘れること。
画角が対象とする範囲
三つの画角はすべて、無限遠にピントを合わせ、歪曲のない直線投影レンズであることを前提にしています。魚眼の投影、歪曲補正、フォーカスブリージングはモデルの範囲外です。理想的な関係については、下に挙げるNikonの画角ガイドとDOFMasterの式を参照してください。