Apertia · ライブラリ
クロップ係数はレンズの焦点距離を変えずに何を表しますか?
ApertiaはAPS-Cを×1.5、33 mmレンズをフルサイズ換算51 mmと表示しますが、被写界深度と画角の結果はすべて実際の33 mmで計算されます。
クロップの表示とは何か
Apertiaは各センサーの選択肢の横にクロップ係数を表示します。これは43.27 mmをそのセンサーの対角線で割った値で、43.27 mmはフルサイズの対角線です。計算機は焦点距離リングの下に「フルサイズ換算 51 mm」のような行を加えます。これは実際の焦点距離にこの係数を掛けて丸めた値です。どちらもフォーマット間で写る範囲を比べるための表示です。
計算そのものに換算値が使われることはありません。被写界深度、過焦点距離、水平画角は、選んだ焦点距離と、プリセット自身の幅、高さ、許容錯乱円を使います。換算焦点距離をレンズの入力にすると、クロップが二重にかかってしまいます。
入力値 · 計算 · 水平画角(°)
| 行 | 入力値 |
|---|---|
| センサー | APS-C |
| 焦点距離 | 50 |
結果 · 計算 · 水平画角(°)
| 行 | 結果 |
|---|---|
| 水平画角(°) | 26.449102 |
| 垂直画角(°) | 17.733352 |
| 対角画角(°) | 31.503867 |
| 対角線によるクロップ係数 | 1.53404 |
| 薄レンズモデルでの写る範囲の幅(mm) | 利用できません |
| 薄レンズモデルでの写る範囲の高さ(mm) | 利用できません |
| 薄レンズによる像の倍率 | 利用できません |
クロップセンサーのキットを設定する
- カメラに合うセンサープリセットを選びます。APS-C、APS-C(キヤノン)、マイクロフォーサーズ、1インチ、中判、iPhoneメインカメラのいずれかです。
- 換算値ではなく、レンズに書かれている焦点距離を選びます。
- 換算の行は、フルサイズでの感覚と比べるためだけに読みます。たとえば33 mmが50 mmのような写り方をする、と分かります。
- プリセットと実際の焦点距離が一緒に保たれるよう、ボディとレンズをキットとして保存します。
計算例:三つのプリセット
APS-Cのプリセットは23.5 × 15.6 mmなので、対角線は約28.21 mm、43.27 ÷ 28.21 = 1.534で、×1.5と表示されます。そこでの33 mmレンズは換算51 mmと表示され、実際の33 mmと幅23.5 mmから計算した水平画角は39.2度で、フルサイズの50 mmレンズの39.6度に近くなります。マイクロフォーサーズの係数は2なので、25 mmは50 mmと表示されます。iPhoneメインカメラのプリセットでは係数が3.541なので、焦点距離7 mmは25 mmと表示されます。
- APS-Cのクロップ係数
- 1.534(×1.5)
- APS-Cで33 mm
- 換算 51 mm · 39.2°
- フルサイズで50 mm
- 39.6°
- マイクロフォーサーズで25 mm
- ×2 · 換算 50 mm
- iPhoneメインカメラ、7 mm
- ×3.541 · 換算 25 mm
よくある間違い
- 欄に「換算 75 mm」と出ているからといって、APS-Cの50 mmレンズに75 mmと入力すること。
- 換算焦点距離が同じなら、同じF値で被写界深度も同じになると思い込むこと。
- クロップされた動画モードで記録するカメラに、フルサイズのプリセットを使うこと。
- 丸めた×1.5の表示を、計算で正確な値として扱うこと。プリセットは完全な寸法を使っています。
係数が変えないもの
クロップ係数は対角線を比べるだけで、レンズそのものは変えません。プリセットのサイズは計画用の値です。センサーサイズと画角の同じ関係は、下に挙げるNikonの焦点距離と画角のガイドで説明されています。