Apertia · ライブラリ
計算した絞り値を利用できる段に丸めた後、範囲をどう確認しますか?
撮影プランがf/7.18のような連続値のF値をf/8に切り上げたら、その絞りで近点と遠点を確かめ直してから計画を信頼してください。
撮影プランが切り上げる理由
Apertiaの撮影プランは、手前と奥のピント位置がちょうど許容錯乱円に収まる正確なF値を求めます。この答えは連続値なので、プランはf/1からf/32までのフル段と三分の一段のリストから、その値以上で最初の値を選びます。ピント位置、焦点距離、センサーが同じなら、F値を大きくしても幾何学的な被写界深度は広がる一方なので、開口が小さくなる方向へ丸めるのです。
丸めた絞りは、次にプランの回折ルールで確かめられます。それがセンサーごとのCoCの半分を基準にした限界(フルサイズではf/11.18)より大きい場合、プランは単写を提案せず、代わりにフォーカススタックを提案します。必要値がf/32を超えると対応する絞り段がそもそもないため、プランはそのままスタックに切り替わります。
入力値 · 撮影を計画
| 行 | 入力値 |
|---|---|
| センサー | フルサイズ |
| 焦点距離 | 50 |
| 手前のピント位置 | 1000 |
| 奥のピント位置 | 1100 |
結果 · 撮影を計画
| 行 | 結果 |
|---|---|
| 撮影距離 | 1047.493368 |
| 連続値で求めた必要絞り値 | 4.421582 |
| モデルが選択した絞り段 | 4.5 |
| N₀ | 利用できません |
| Nₚ | 11 |
| エアリー直径がCoCと等しくなる絞り値 | 22.354694 |
| モデルはフォーカススタックを推奨 | いいえ |
| フォーカススタック計画 | 利用できません |
| 指定範囲をカバー | はい |
丸めたプランを確かめ直す
- 撮影プランに、センサー面からの距離で手前と奥のピント位置を入力します。
- 連続値で求めた必要絞り値と、「絞り」の下に表示される絞り段を読み取ります。
- 同じキットのまま、計算機でその絞りとプランの撮影距離を設定します。
- 計算機の近点と遠点の値を、指定した二つの位置と比べます。
- レンズでその絞りが選べない場合は、レンズにある次の絞り段を選び、同じ比較を繰り返します。
計算例:35 mm、1.5〜3 m
フルサイズのプリセットで35 mmレンズを使い、1500 mmから3000 mmを指定すると、正確な解はf/7.183です。リストにはf/7.1とf/8があるため、プランはf/8と撮影距離1996 mmを表示します。計算機で1996 mm・f/8に設定すると近点は1459.1 mm、遠点は3183.3 mmとなり、指定範囲を両側に少し余裕を残して含みます。
範囲を狭めると挙動が変わります。50 mmで600 mmから1000 mmを指定すると必要値は約f/34.77となり、f/32を超えるため対応する絞り段がなく、プランはf/11で4枚のスタックを提案します。
- 正確な必要値、35 mm、1500–3000 mm
- f/7.183
- プランが表示する絞り
- f/8
- f/8・撮影距離1996 mmでの近点と遠点
- 1459.1 mm – 3183.3 mm
- 50 mm、600–1000 mm
- f/11で4枚
よくある間違い
- f/7.183に近いという理由でf/7.1に設定すること。必要値を下回るため、範囲の片端が限界の外に出ることがあります。
- 丸めた後に撮影距離を変えること。カバー範囲の確認は、プランが返した距離でしか成り立ちません。
- すべてのレンズに三分の一段があると思い込むこと。フル段しか選べないレンズでは、選択がf/8からf/11に移ることがあります。
- 絞り込んだプランでは、より多くの光か長い露光も必要になるのを忘れること。
確認が及ばない範囲
絞り段のリストはアプリの計画用リストであり、お使いのレンズで設定できる値の記録ではありません。下に挙げるDOFMasterの式は、この確認が使うのと同じ薄レンズの関係式です。そのため実際のレンズは、特に近接撮影で結果と異なることがあります。