Crabwise · ライブラリ
対応範囲内の負の気圧高度をそのまま扱う
標高120 ftの飛行場で高度計規正値が30.36 inHgなら、気圧高度は−320 ftです。密度高度を計算するときもマイナスの符号を残します。
符号が負になる理由
CrabwiseはFAAハンドブックの規則 PA = elevation + (29.92 − altimeter) × 1000 を使います。規正値が29.92 inHgより高いと括弧の中が負になり、補正は差し引かれます。低い飛行場で気圧の高い日には、結果がゼロを下回ることがあります。負の気圧高度は、標準の海面よりも気圧が高い標準大気中の点を表すもので、地面より下の高さではありません。
アプリは規正値をinHgでもhPaでも受け付け、規則を適用する前にhPaをinHgに換算します。負の値はそのままISAと密度高度の手順へ引き継がれます。
入力値 · 高度と対気速度 · 密度高度
| 行 | 値 |
|---|---|
| 標高または指示高度 (ft) | 0 |
| 高度計規正値 | 30.42 |
| 外気温度 (°C) | 15 |
結果 · 高度と対気速度 · 密度高度
| 行 | 値 |
|---|---|
| 気圧高度 (ft) | -500 |
| ISA温度 | 15.99 |
| ISA偏差 | -0.99 |
| 密度高度 | -617.7337 |
| 音速(kt) | 661.478604 |
| 真対気速度 | 利用できません |
| Mach数 | 利用できません |
| 計算方法 | 乾燥対流圏の密度比による方法であり、120 ft/°Cの簡易式ではありません |
符号付きの値を保つ
- 飛行場標高をフィートで入力します。
- 高度計規正値を入力し、inHgとhPaの切り替えを確認します。
- 気圧高度を符号ごと読みます。
- 同じ符号付きの値を密度高度の計算に持ち込みます。
Proの計算手順では、結果の横に 120 + (29.92 − 30.36) × 1000 という代入式が表示されるため、括弧の中を負にした規正値が見えたままになります。
冷え込んだ高気圧の朝
標高120 ft、高度計規正値30.36 inHg:PA = 120 + (29.92 − 30.36) × 1000 = −320 ft。OATが5°Cなら、−320 ftでのISA温度は 15 − 1.98 × (−0.32) = 15.6336°C なので、偏差は−10.6336°Cです。密度高度は約−1610.671123 ftになります。
- 気圧高度 (ft)
- −320
- ISA温度 (°C)
- 15.6336
- ISA偏差 (°C)
- −10.6336
- 密度高度 (ft)
- −1610.671123
同じ飛行場が1030 hPaを通報した場合、アプリはそれを約30.415883 inHgに換算します。このとき気圧高度は約−375.882564 ft、ISA温度は約15.744247°Cとなり、同じ5°CのOATで密度高度は約−1680.298583 ftです。規正値が高いほど、どちらの値もさらにゼロより下がります。
よくある間違い
- 密度高度の手順の前に、−320を0に置き換える。
- 切り替えがinHgのまま、hPaの規正値を入力する。
- 負の密度高度を、地形や障害物の高さとして読む。
- 気圧高度をログや別のツールに写すときに、マイナスの符号を落とす。
適用範囲
この規則はハンドブックの近似式であり、モデルの定義域は−2000 ftから始まります。気圧高度については下のFAA Pilot's Handbookが説明しています。
学習用の計算です。現在の航空機の制限、気象、性能、必要な予備燃料を承認された情報で確認してください。