Crabwise · ライブラリ
搭載位置を追加する前後の合計を比較する
重量重心の一覧にステーションを追加したら、二つのアームの平均ではなく、新しい合計から総重量・総モーメント・CGを計算し直します。
追加したステーションが合計にどう入るか
Crabwiseの重量重心画面では、各行を重量とアームをもつステーションとして扱います。行ごとにモーメント M = W × arm を求め、すべての重量をΣWに、すべてのモーメントをΣMに足し込みます。重心位置は CG = ΣM ÷ ΣW です。行を追加すると両方の合計が同時に変わるため、新しいCGは重み付きの結果になります。後方の遠い位置に置いた軽い荷重は、同じアームに置いた重い荷重ほどCGを動かしません。
計算手順にはステーションごとのモーメント行が並び、続いて総重量、総モーメント、CGを出す割り算が表示されます。新しい行を加える前と後の一覧を見比べれば、どの積が追加されたのかがはっきり分かります。
入力値 · 重量重心
| 行 | 値 |
|---|---|
| ステーション · 1 · 重量 | 1000 |
| ステーション · 1 · アーム | 40 |
| ステーション · 2 · 重量 | 100 |
| ステーション · 2 · アーム | 80 |
結果 · 重量重心
| 行 | 値 |
|---|---|
| ステーション · 1 · ステーション | 1 |
| ステーション · 1 · 重量 | 1000 |
| ステーション · 1 · アーム | 40 |
| ステーション · 1 · モーメント | 40000 |
| ステーション · 2 · ステーション | 2 |
| ステーション · 2 · 重量 | 100 |
| ステーション · 2 · アーム | 80 |
| ステーション · 2 · モーメント | 8000 |
| 総重量 | 1100 |
| 総モーメント | 48000 |
| 重心位置 | 43.636364 |
| 許容範囲内 | 利用できません |
行を追加して変化を読む
- 既存のステーションを、同じ重量単位・同じアーム単位で、これまでどおり入力します。
- 荷重の重量と、それを実際に置く位置のアームで、新しい行を一つ追加します。
- 新しいステーションのモーメント行を確認します。重量にアームを掛けただけの値になっているはずです。
- 新しい総重量と総モーメントを読み、そこから出るCGを確認します。
- 許容範囲の点を入力している場合は、新しい点について範囲内か範囲外かをもう一度確認します。
別のアームに置く二つ目の荷重
このページの二つのステーションの例、アーム40に1000、アーム80に100から始めて、アーム95に80単位を追加します。新しいモーメント行は 80 × 95 = 7600 です。総重量は 1000 + 100 + 80 = 1180、総モーメントは 40000 + 8000 + 7600 = 55600 になります。割り算すると 55600 ÷ 1180 ≈ 47.118644 です。
- 追加したステーションのモーメント
- 7600
- 三つのステーションでの総重量
- 1180
- 三つのステーションでの総モーメント
- 55600
- 三つのステーションでのCGアーム
- 47.118644
以前のCG 43.636364 と新しいアーム95を単純に平均すると約69.318182となり、実際の重み付き結果よりはるかに後方になってしまいます。いずれも学習用の数値にすぎません。
よくある間違い
- 新しい荷重を別のステーションとして追加せず、既存の行を書き換えてしまう。
- 実際の位置のアームが手元にないため、近くの座席や荷物室のアームで代用する。
- キログラムとインチ、ポンドとミリメートルを混ぜる。アプリはポンドとインチ、またはキログラムとミリメートルの組み合わせを前提にしています。
- 新しい総重量だけを見て、CGも動いたことを見落とす。
この計算が扱わないこと
このワークシートは入力した数値を足し合わせるだけです。区画の重量制限も、荷物が収まるかどうかも、写した許容範囲がその機体と一致しているかどうかも分かりません。ステーションの計算は下にリンクしたFAA Pilot's Handbookの第10章が説明しています。何が許されるかは、その機体自身の重量重心データで決まります。
学習用の計算です。現在の航空機の制限、気象、性能、必要な予備燃料を承認された情報で確認してください。